バックパッカー旅行記(2004.8.6〜9.5)

8月18日 ビーチリゾート、ニャチャンへ
ついにホーチミンを出発する日だ。7:15に宿を出発する。宿の人も別れを惜しんでくれて、感動した。またホーチミンを訪れることがあったら、この宿に泊まろう。
バスはほとんどがヴェトナム人だった。3回くらいの休憩をはさんで、10.5時間くらいでニャチャンに到着。一緒のバスにいた日本人と一緒に$5の宿に泊まることにする。
少し休んで、夕食を食べに一緒に町へ出る。手ごろな屋台で7000Dのぶっかけご飯のようなものを食べる。実にうまい!
海沿いを少しぶらついた後、宿へ戻り、洗濯・シャワー後、すぐに8:45くらいに寝る。

8月19日 いざビーチへ!
7:00に起床。町を散歩することに。
海沿いは特に湘南に似ているという印象。リゾート地ということもあって、この町の人たちはとてもおだやかな印象を受ける。バイタクもしつこくないし。
一通り、歩いて疲れたので、一旦宿に戻る。少し休んで今度はビーチへ。デッキチェアのレンタルが一日$1とのことなので、かりてみる。ごろりと寝転がっていると、色んな売り子がやってくる。本だったり、ピーナッツだったり、サングラスだったり。あとはえびをその場で焼いてくれる出張屋台のようなものもいた。
11時から15時というとても暑い時間帯、ずっと寝転がっていたため、かなり日焼けしてしまった。ヒリヒリする。
再び散歩をしていると、バイタクから1日ツアーの誘い。最初の言い値が$15で、それほど高くないので、話を聞いてみる事に。楽しそうなので、$11に値切ったうえで了承する。明日の朝出発だ。
フルーツジュースが飲みたいというと、タダで屋台まで連れていってくれた。マンゴージュース(5000D)はまずまずといったところ。
CITY PIZZAという店の前で店の人に呼び止められる。ひさしくイタリアンを味わってないことと、店の人の「Never try,Never know」の言葉にひかれて、入ってみた。
マルゲリータ(35000D)は出来合いの生地を使用していたので、微妙だったが、食後に頼んだコーヒーシェイク(8000D)がすばらしく美味だったため、総合的には満足した。たっぷり食べたので、少し散歩して宿に戻り、21時に就寝。

8月20日 ニャチャン周辺を周る
7時に起床。日焼けがヒリヒリしまくりで、かなりヤバイ・・・。
宿をチェックアウトし、バイタクに乗って、ニャチャン周辺を周る。
まずはニャチャン大聖堂という大きな教会へ。とても美しい建物で、丘の上に建っているため、町を見渡すことができる。
次にロンソン寺へ。ここには大きな座仏がいた。イメージとしては鎌倉の大仏の真っ白バージョンってとこでしょうか。
そして、ニャチャン市外へ出て、滝を見に行く。涼しげな水の音と美しい風景に癒される。
ニャチャンの町にもどり、温泉へ行く。ここでは泥風呂に入った後、温泉に入る形式だ。旅の疲れがだいぶ癒えた。近くにある運転手のKhoa(ホア)さんの家にお邪魔させてもらい、フルーツをごちそうになった。
最後にポー・ナガール塔というこれまた丘の上にたっているとこにいき、一日ツアー終了!$11は安い。Khoaさんは心から感橋脚を楽しませようという気持ちでいっぱいの素晴らしい運転手さんでした。感謝!!
さて、今夜はホイアンという町まで夜行バスです。

8月21日 古き良き街、ホイアン
夜行バスで、7:30頃にホイアンに到着!バスがとまった2件目のホテル、Hoang Trinh Hotelってとこに決める。一泊$7で、冷房はないけど、バスタブ付きで清潔。やっぱ清潔さが一番大切です。
シャワーを浴びて早速街へ出る。ホイアンには200年以上前の古い家がたくさんあります。そのオールドハウスや博物館を見るための共通チケット(50000D)をまずゲット!一通りいっきに回るが、あまりの暑さと日差しの強さに負けて休憩をたくさんとりました。ブランチにカフェでホワイトローズというホイアンの名物を食べる。これはシュウマイみたいな感じで、もちもちした皮にエビのすり身とかが入ってるやつです。おいしかった!

↑これがそのホワイトローズ。
とりあえず暑すぎるので一度宿に戻って休む。
また、暑さがおさまってきた16時ごろに外に出る。少しふらふら歩いた後、カオラオというこれまたホイアン名物の焼きうどんのようなものを食べる。こっちはまぁまぁってとこ。焼きうどんの方がうまいかな。
その後、夕暮れの川沿いをふらふら歩いてると、ボートのお誘い。ちょうど夕焼けもきれいだったので、乗ることに。15000Dに値切ったが、払うときに20000D札しかないと言うと、おつりがないとか言い出した。やれやれと思いつつも、楽しかったのでチップとしてあげた。たかだか40円程度だし。
マーケットを少しうろついた後、宿へ帰る。
夜は疲れ過ぎのせいか全然眠れず1時頃寝た。

8月22日 古都フエへ
6時起床。眠い。。5時間睡眠はきつい。
7時15分にバスの迎えが来るはずだったので、スタンバイしていたが、まったく来ない。7時35分ごろまで来ないので、宿の人に確認してもらったところ、もうすぐ来るとのこと。しかし、その5分後くらいに改めて電話すると、今度は来ないからバスステーションまで来いとのこと。やれやれ。遅れるのはいつものことだから許せるけど、すっぽかしはキツイっす。宿のバイタクで送ってもらいました。もちろんタダ。ここのホテルはサービス精神がとてもよかった。
8時頃バスはホイアンを出発する。途中観光地で2、3度バスがとまったが、あまり全身がだるかったので、ほとんど動かなかった。
12:30頃フエに到着。ガイドブックで目をつけていたBinn Duong Hotelへ向かう。残り1部屋しかないとのこと。一泊$15。。。部屋はめちゃめちゃいいが。。2泊することを伝えると、$14に値下がり。明日からは安い部屋に変えてくれるらしいので、一日くらいは贅沢することに決める。
入室直後、バルコニーを全開にしていると、巨大な蜂が進入。高校時代の友達とかはオレがいかに蜂が嫌いか知ってるはず。すかさずバスルームに逃げ込むが、蜂は外に出て行かない。仕方なく、退治することを決意!5分ほどの心の準備の後、部屋にあったクリアファイルで叩き殺しました!人生初の快挙です。蜂嫌いは克服できちゃいないけど。
気分をよくして、昨日の17時から何も食べてないので、ランチを食べに行く。卵チャーハン、ベトナムティー、フルーツシェイクで13000D。これで満腹になっちゃうからビックリです。
宿で自転車を借りて、王宮を見に行く。ここは以前グエン朝時代に使われていたとのことだったが、建物は従来より、だいぶ減ってしまっていて、空き地が多かった。宮廷のショーは別料金ながらなかなか良かった。王宮なら、プノンペンの王宮の方が10倍は上だ。
その後、マーケットへ行く。しかし、ここのマーケットはほぼ地元民向けのもので、日用品が大半をしめていた。旅行者も少なく、自分は異質の存在として見られている気がした。宿に帰り、シャワーを浴びて少し休んで、夕食へ。ほうれんそうのガーリック炒めとチャーハンとベトナムティーで14000D。大満足!
宿に戻り、寝ようとするが、寝付けず結局11時半頃寝た。

8月23日 DMZツアー
今日はDMZ(非武装地帯)への1日ツアーだ。5時起床。モーニングコールを頼んだはずだったが、電話はならなかった。6時の集合に合わせて、一階におりると、ホテルの従業員は爆睡していた。道理でモーニングコールがこないはずだ。
相変わらずお迎えは遅れ、6:25くらいにやっとくる。
DMZまでバスで約2時間。爆睡でした。ベトナム戦争時に使われたトンネルや少数民族の村などを訪れる。トンネルはホーチミン近くのクチトンネルよりだいぶ広く通りやすかった。少数民族の子たちは「お金くれ」とか「ペンくれ」とかしか言わない。これは彼らが悪いからではなく、ツアーでしょっちゅう観光客が来るからいけないんだろう。少数民族の見学ってのはツアー内容としては、適切ではないと思った瞬間。たかだか15分くらい見ただけで、彼らの生活なんぞわかりやしないんだし、失礼な気がする。
今回のツアーガイドは英語がかなりうまく、比較的聞き取りやすかった。しかし、ツアー自体はそれほど充実していたとは言えないかも。
明日のハノイ行の夜行バスのチケットを予約し、宿には18時半頃戻る。シャワーを浴びて、外に出ると、ニャチャンで知り合った日本人と再会したので、一緒にワンタンメンを食べに行く。かなりうまい。ひさしぶりにラーメンっぽいまともな麺を食べた気がする。
宿に戻り、インターネットをしていると、近くで話していた日本人の2人組に話し掛けられる。話が面白そうなので、参加することに。一人は40才過ぎのバックパッカーのおじさんで、もう一人は京大の2年生だ。
旅行の話から娯楽の話まで、おじさんの持ってきた雲南省の焼酎を飲みながら、色々3時間くらい話した。
旅先で見る日本人バックパッカーといえば、ヤクばっかりやってるかちょっとチャラそうなやつばっかりな印象で敬遠しがちだったが、純粋な旅行者に会うことができて安心した。
そもそもバックパッカーは旅目的のはずだ。ヤクや女遊びをするのも自由だが、そうゆう人はバックパッカーとは呼びたくない。ドラッグパッカー、ピンクパッカーだ。
なにはともあれ、日本語で長時間語り合うのは一ヶ月以上ぶりだったので楽しかった。

8月24日 フエ3日目
フエは小さな町なので、もはやこの町でこれと言ってすることはない。
昨日であった2人と朝食を共にする約束をしたので、8時にロビーで会う。近くの食堂でおじさんオススメのツナサンドをいただく。なかなかうまいです。ってか、ベトナムのフランスパンはどこでもうまい。
しばし話をしたあと、まだ10時ごろだってのにフエ名物のブンボー・フエという麺を食べに行くことに。二回目の朝食だ。これはフォーよりも太目の麺を使ってて、味がスパイシーで、肉がたんまり入っている。実にうまい。
11時ごろ一度宿に戻る。そしてだらだらと話し続ける。
昼過ぎにチェーという氷菓子を食べに行く。あらかじめコップに盛り付けられているフルーツやあずきにカキ氷をぶっかけるという極めて簡単なものだ。だから、1500D(約10円)。単純だけど、かなりうまい。結局今日だけで3回も食べてしまった。チェーの店はきまって地元の人のたまり場になってます。学校帰りの学生さんもたくさん。そんなところも楽しいところ。
これはぜひ日本でも屋台を出してもらいたい。ってか、将来屋台を作るか!
夜行バスの時間まで、ひたすらいろんな人としゃべっていた。
パンを少し買い込み、17時半のバスに乗り込みハノイに向かった。このバスは今までのバスの中で間違いなく一番快適だ。席はめちゃめちゃ広々としていて、飛行機のビジネスクラス並み。そのうえ客が少なめだから2人分の席を独占できちゃったからね。ぐっすり8時間以上寝ました!

8月25日 首都ハノイへ
6時過ぎに目を覚ますと、バスはハノイらしきとこを通っていた。どうやらもうすぐ到着のようだ。
6:20ごろ到着!早速たくさんの客引きがやってくる。寝起きで機嫌があまりよくなかったのもあって、適当にあしらった。
町の中心の湖まで1キロくらいあるのに、「歩いて5分」とかウソをつくし。。。
ガイドブックで目をつけていた宿を目指す。しかし、そこは冷房つきで$5のはずが、$10に値上がりしていた。ぼったくりかと思い、値切ろうとするが、まったくもって応じないので、あきらめて他の宿を探す。
外に出ると早速客引きがよってきて、$5だというので、部屋をチェックする。しかし、ここは蚊が大量発生しているし、あまり清潔ではないのでお断りする。睡眠中の蚊の襲撃だけは勘弁だ。
2人目の客引きに連れてこられてところは冷房つきで$7。部屋もまずまずだが、バスタブがないのが残念。ここでもいいと思ったが、「他の宿も見てみる」といって外に出てみる。
すると、早速「We have a better room for you」ときた。作戦成功だ!今度の部屋はバスタブ付で部屋も広めで同じ$7だ。ここに決めた。
部屋でガンガンに冷房を聞かせて1時間半ほど休んでから街にでる。まずはホアロー刑務所というフランス植民地時代に建てられた当時インドシナで最大だった刑務所を目指す。が、、なんと疲れのせいか、地図を見間違ってしまって、逆方向に進んでしまっていたことに途中で気づく。そこでシクロ(人力車みたいなもの。ベトナムの名物だが、最近すたれつつあるもの)から声がかかる。少し疲れてたので交渉してみることにする。
言い値は$2だ。ふざけるなと思い、立ち去るフリをすると、すぐに$1に下がった。それでも高いと言う。すると、今度は15000Dだという。「15000D=$1じゃないか!なめるな」と言うと、「お前の値段はいくらだ?」ときた。8000Dだと答える。すると、せめて10000Dにしてくれと言う。「じゃあ乗らない」というと「わかった。8000Dでいい」ということになった。最初の言い値の3分の1以下だ。交渉力もアップしたもんだ。距離にして約1.5キロなり。
ホアロー刑務所は5000Dながらなかなかの見ごたえだった。
外に出て、また散策するが実に暑い。昼食にハノイ名物のブンチャーを食べに行くことに。フエでおいしい店の情報を聞いていたので、そこへ行った。とても繁盛していて、とてもおいしかった!このブンチャーはつけ麺のようなものだ。セットで揚げ春巻きを食べるのが一般的でこちらも美味い!

↑これがそのブンチャー。ハノイに行ったら、これだけは食べてください。
満腹なうえに、めちゃめちゃ暑いので一度宿へ戻る。
暑さが少しおさまった15時ごろに再び街へ。まずはベトナムの伝統芸能である水上人形劇の明後日のチケットを予約しにいく。その後、ハノイにたくさんあるアイス屋のひとつでオレンジシャーベットを食べる。
そして、ふらふらした後、また18時ごろ宿へ。21時ごろまでテレビでプレミアリーグを見ながら休憩。腹は空いていないが、夕食を食べなければと思い、外を散歩するが、いっこうにお腹が空かないのであきらめて帰って22時ごろ寝る。

8月26日 世界遺産、ハロン湾
6時起床。朝食はハムオムレツとフランスパンとバナナシェイク。8時頃ハノイをバスで出発。途中一回の休憩を挟んで11時半頃ハロン湾近くのレストランに到着。そこでランチ。ツアーのランチにしてはかなり珍しくまともなものだった。一緒のテーブルにはイギリス人、オーストラリア人、韓国人がいて、結構話が弾んだ。
12時半頃ハロン湾クルーズ開始。まずは鍾乳洞へと向かう。中はかなり広くカラフルなライトアップまでされていた。しかし、とにかく蒸し暑い。ただでさえ湿度の高い空間に沢山の観光客が入るんだから無理もないが。最後の方は前へ進むことが最優先事項になってた感あり。暑さに耐えて外に出ると、そこにはハロン湾の美しい景色が広がっていた。
クルーズが再開される。今度はトップデッキに乗り込むことにした。日差しは強いが、風があるので心地良い。スプライトが10000Dで高かったが、思わず買ってしまった。欧米人はやっぱりビールを飲んでます。途中で小さなボートに乗り込み小さなトンネルをくぐったりもした。
ハロン湾はさすが世界遺産にも認定されているだけのことはあるスケールの大きなものだ。いつかは自分の船でも持って、ここにクルージングに来たい。
約4時間のクルージングを終えて、陸に戻りバスでハノイへ帰る。疲れていたのでよく寝た。約3時間半でハノイ到着。この1日ツアーが$14ってのはお得だ。大満足!
夕食を食べようとふらついていると、フォー・ガー(鶏肉入りのフォー)のおいしそうな屋台を発見。値段を尋ねるが、通じずに困っていると、既にフォーを食べていた地元の女の子が助けてくれた。彼女は自分のことを気に入ってくれたらしく、英語も上手だったのでしばらくおしゃべりした。もちろんフォーの味もばっちり!
宿に戻り、汗をたんまりかいていたのでゆっくりシャワーを浴びるて、クーラーのきいた部屋でゆっくりテレビを見ながら22時頃寝た。

8月27日 ハノイは蒸し暑い
たっぷり10時間寝て8時起床。今日起きて気づいたんだけど、この部屋はやたらと小さなアリが多い。ベッドの片隅に大群がいて一気に目が覚めた。まぁ、アリならかわいいもんだ。今までのハチやトカゲに比べれば。。。
まず明日のラオスの首都ビエンチャン行のバスチケット($13)を買う。所要20時間とのことだが、ガイドブックによると、20〜30時間らしい。ずいぶんとアバウトだ。国境での待ち時間次第らしい。
早速朝の散歩を始める。10時半ごろ遅い朝食としてブンチャーをこの前と同じ「DAC KIM」という店に食べに行く。相変わらずうまい!
次にマーケットへ向かうが迷う。仕方なくバイタクと交渉することにする。いきなり25000Dとふっかけてくるので怒って逃走すると、例によって慌てて追いかけてきた。結局7000Dで交渉成立。しかし、到着すると、20000Dだとか言い出したのでいい加減腹が立って、7000Dを叩き付けて立ち去った。せっかく乗ってやったのにふざけた奴だ。
マーケットはやはり楽しい。ここのマーケットも観光客は少なめだったが、楽しめた。まずはリュックを買わなければならない。おみやげの余地がもはやリュックにないからだ。$20→$10に値切ってゲット。次におしゃれなスプーン10個セットを$11→$6へ。そして、ナイフを$1。最後に陶器のティーセットを$12→$5で手に入れた。
途中の八百屋らしきとこで、ドラゴンフルーツを買って、満足して宿に戻る。
少し休んで、今度は革命博物館というとこに行く。いここはかなりの見ごたえだった。ヴェトナムの歴史が順を追ってわかりやすく展示されている。ちょっと冷房が効きすぎではあったが、1時間半くらいかけてゆっくり見た。
外に出ると、雨もぱらついていたので、宿に戻ろうと思うが、行きと道を変えてしまったため、かなり迷って、散々歩いた末に到着した。信じられない蒸し暑さの中で猛烈に汗をかいたので、即シャワー。ハノイのこの蒸し暑さはかなりキツイものがある。
また、少し休んで、18:30からの水上人形劇を見に行く。劇場には金持ちそうな欧米人も結構いて、久しぶりにバックパッカーから抜け出したような気分になった。劇もとてもよかった。人形が本当に感情を持って動いているようだ。世界中で公演を行っていて、高く評価されているだけのことはある。そして、バックに流れるベトナムの民族音楽は心が落ち着く。
気分もよくなったところで、宿に戻り、夕食をとる。大のイタリアン好きとしては、パスタが恋しくなっていたので、トマトスパゲッティーとマンゴージュースを注文。パスタは全く期待していなかったが、茹で加減もなかなかのものだった。舌がなまっているだけなのかもしれないが。。。
部屋でゆっくりテレビを見て、22時ごろ就寝。

8月28日 雨のハノイ
たっぷり10時間寝て8時起床。まずシャワーを浴びて朝食は昨日買ったドラゴンフルーツを食べる。1個でも500gくらいあるから結構お腹一杯だ。
今日は朝から雨だ。雨期に東南アジアを旅行しているにも関わらず今までまとまった雨には遭遇しなかったが、今日は一日中天気が悪そうだ。おみやげを買う日にすることにしよう。
まず、なんとなく入ったお土産やで刺繍入りのコースターをゲットする。次に貝でできたなんとも素敵なフォークを5本セットで購入。店員さんがかわいげのある人だったので、あまり値切れませんでした。。。
そして、雨宿りをかねて昼食にまたしてもブンチャーを食べに行く。完全にハマってます。
そして、最後に刺繍入りのクッションカバーを2つゲットして、終了。店を出ると雨もやんでいたので、しばし散歩をする。気温はそう高くないはずだが、やはり蒸し暑い。1つの街に丸2日いると、3日目はすることがなくなるようだ。湖を一周したりする。宿は既にチェックアウトしてしまったため、明日ビエンチャンに着くまではシャワーを浴びれないので、汗をかかないようカフェに逃げ込む。バナナパンケーキとバナナシェイクを注文。シェイクはすばらしかったが、パンケーキは最低でした。。
ハノイとホーチミン。ちょっと古めのガイドブックでは「動と静」の対照的な街だというようなことが書かれていたが、いまやハノイも立派な都市だ。個人的にはホーチミンの方が好きだ。あっちの方が屋台に入りやすい雰囲気があったし、観光客に対する風当たりがよかった気がする。
しかし、ベトナムはまた是非来たい国だ。これだけ何を食べてもうまい国はそうそうあるものでない。それに今回はバックパック旅行だから、雑貨やインテリア類にはあまり手を出せなかったからだ。たとえ、スーツケースでここに来るとしても高級ホテルに泊まるような旅行はしないだろうけれども。。。

ラオスはどんな国なんだろう。おそらく滞在は3日間くらいになるだろうけど、楽しみだ。

8月29日 バスに23時間揺られ、ラオスへ
バスはほとんど休憩もなしにひたすら走った。朝6:30頃目覚めると、かなりの悪路を通っていた。むしろ、その揺れに起こされたと言った方が適切なのかもしれない。。。
やたらと小奇麗な国境に9時ごろ到着。手続きは自分たち以外の旅行者がいなかったこともあって、まぁまぁスムーズだった。土日だからと言って、$1余計にとられたが。。
国境を過ぎて10時半頃、食事休憩が入る。$1のチャーハンを注文。かなり量が多く夜まで何もいらないくらい満腹になった。休憩後、バスが出発すると、すぐに犬が大量に載せられたトラックとすれ違った。ここで、ハノイでは犬を食べる習慣があるとガイドブックに書いてあったことを思い出した。。。
バスは約23時間かけて18:30ごろにビエンチャンのバスステーションに到着した。そこからトラックバスのようなもので街の中心へ。しかし、街の中心から遠い宿で、「ここはどうだ?」と2回も3回も車を止めるので、「とっとと中心に行ってくれ」と言った。こっちは23時間のバスで疲れてるのだ。
ようやく中心に着いたところで、目をつけていたホテルを2件みて、中級ホテルのLAO-PARIS HOTELというとこに決める。$15から$12に値切った。部屋も広くいいところで、なによりベッドが今までとは違った。
早速外で屋台のツナバゲットサンドを食べる。これがめちゃめちゃウマイ!
これを食べながら少しネットをいじって、宿に帰る。すぐに寝ようとするが、バスの中でたくさん寝たためかなかなか眠れず結局12時ごろ寝た。

8月30日 ビエンチャンを自転車で周る
8時起床。エアコンが古くて、冷房の温度調節ができないので、ちょっと寒い。シャワーを浴びて9時過ぎに外へ。まずは朝食だ。ハムとレバーペーストのようなものと野菜がたっぷりのバゲットサンドとバナナシェイク。どちらもおいしくて、最高の朝食となった。
今日は自転車で周ることに決め、マウンテンバイクを一日20000Kで借りる。あ、通貨価値は、$1=10000Kです。普通のママチャリの倍の料金でしたが、こっちの方が慣れてるしずっと良い。どうせ200円だし。
今日は曇りでたまに小雨がパラつく程度で過ごしやすい気候だ。まずは、ビエンチャンの一番の見所(!?)、タートルアンというとても大きな仏塔に行く。遠くから見ると、金色に輝いていてとても奇麗だけど、近くで見たらそうでもなかった。ラオスの画家の絵の展示会をちょうど中でやってて、そっちの方が興味深かった。その後、革命記念塔やパトゥーサイという凱旋門みたいなやつを見て、しばらくサイクリングする。そして、マーケットへ。あとで気がついたんだけど、このとき行ったマーケットは地元民向けの生鮮食品中心のとこだったらしい。勘違いしてました。明日普通のマーケットに行ってみます。その後、タートダムというただの黒い雑草の生えたいつ作られたかもわからない仏塔を見る。これが個人的に結構気に入った。

一度チャリをホテルに置き、ピーチシェイクを飲んだあと、散歩をはじめる。立ち寄った古本屋に沢木耕太郎の「壇」という小説があったので、20000Kで購入。ちょっと日本の活字が恋しくなってたりするんです。川沿いを歩いていると、ガイドブックにものってたラオスマッサージの店を発見したので、トライしてみる。一時間たったの$3だ。指圧のようなものが結構多く、タイ式マッサージの次くらいに気に入った。
マッサージを終えて、外に出ると雨だった。こんなときは博物館だと思いたち、国立博物館へ。ここの見ごたえは大したものだ。1時間半くらいかけてじっくりとラオスの歴史などについて学んだ。

ちょっとお腹のすいたところで、16時頃の遅めのランチを食べるため、カフェへ。ラオスのビール、Beer Laoを生で一杯とラオバーガーなるものを注文。ラオバーガーは普通のハンバーガーでした。オニオンリングが付け合せで付いていたのが嬉しかった。しかし、空きっ腹のビールはききます。。。ひさびさにジャンキーな食事をした感じです。

一度、ホテルに戻りシャワーを浴びて、町からちょっと離れたとこにあるワット・ソクパルアンという寺院に薬草サウナなるものがあるというので、試してみることにする。これがかなりいい。薬草と言ってもそれほどクセのあるものではないし、温度もちょうどいい。地元の人たちもたくさんいて、ちょっとした交流ができた。サウナ後、マッサージを強く勧められたので今日2回目ながら試してみることにする。指圧を中心としたもので、随所にタイマッサージのようなストレッチっぽいものが入って、とても気持ちよい。しかし、本日2回目のため、ちょっと痛い箇所もあった。

ところで、ラオスでもベトナムでもよく言われたが、自分はあまり日本人っぽくなくて、ハーフっぽいとかベトナム人っぽく見えるらしい。あとこれも割とよく言われるのが、「日本人なのに英語うまいね」というやつだ。これは嬉しい反面、ちょっと情けない気もする。やっぱり日本の英語教育の問題だ。会話の授業を積極的に設けるべきだと思う。そのためには、受験のシステム自体を変えることが先決だが・・・
さて、マッサージが終わると、外は既に真っ暗だった。一度ホテルに戻って、夕食を食べに行く。昨日と同じホテルの隣の屋台で、バゲットサンドを買う。ここの店のいいところは、フランスパンを炭火であぶってくれるところと、店のお兄さんの愛想の良さだ。ちょっとワルっぽい顔してるのに、実に優しいし英語が上手い。サンドを片手にジュース屋へ向かう。実はここはジュース屋が2件並んでいるんです。で、一方は欧米人がたくさんいて、もう一方は誰もいませんでした。もう既にどっちの店も試したが、味の面ではどっちも素晴らしい。ちょっと迷ってると、誰もいない方の店の人の人柄のよさそうな感じを見て、そっちに決める。オレンジシェイクを注文。相変わらずうまい。そして、この店の人はサービス精神がとても旺盛で、ドラゴンフルーツをカットして食べさせてくれたり、メニューに「SABOUDILLA」という聞きなれないフルーツを見つけ、これは何?と聞くと、わざわざ冷蔵庫から出してきて食べさせてくれた。こうゆうサービスというか心からのもてなしが人を感動させる。やっぱりこっちの店を選んで良かった。バナナシェイクを追加注文し、満腹になり、会計9000Kのところ、10000Kを出して、「Keep the change!」と言って店を後にした。

おいしいバゲットサンドとフルーツシェイク。たった$2だけど、これ以上贅沢な食事はないんじゃないかとこの瞬間思った。たった$2でこんな幸せを買えるラオスに感謝!

ラオスの人々は本当に優しい。今回の4カ国の中で一番つまらない国はラオスなんじゃないかと心のどこかで思っていた。しかし、それはとんだ思い違いだった。この国の人々は心から人に尽くすことを知っている。そんな優しい気持ちからか、他の3カ国では一日中鳴り響くクラクションの音がめったに聞こえない。ラオスの人は純粋だ。そして、笑顔が美しい。明日の昼頃にはタイに向かおうかと思うけれども、この国には絶対また来なければ!と思った。

なんか長々と書いてしまいましたが、割と長めの旅をする中で、本当に感動することってのがちょっと最近少なくなってたけど、ここにきて、心を動かされるできごとがあったので、ついついたくさん書いてしまいました。。。

8月31日 旅の出発点、タイへ
8時起床。とりあえず、マーケットへ向かう。昨日行ったところは間違っていたからだ。タラート・サオと呼ばれるこのマーケットはとにかく広い。ラオスのビール、ビアラオのTシャツやラオスのサッカーナショナルチームのユニフォームなどを買い、最後にコーヒー豆が500gで2.5$という格安だったため、購入。ラオスは有名なコーヒーの産地でもあるらしい。日本じゃ200gで400円は少なくとも必要だろう。
一度ホテルに買った品物を置いて、朝食へ。今朝もいつもの屋台でツナサンドだ。相変わらずうまい。食後はジュース屋で洋ナシのシェイクをいただいた。
11時ごろホテルをチェックアウトした。これからタイへ行くことをフロントの人に伝えると、列車の予約がここでできると教えてくれた。タイの列車は不便なことで現地に自ら行かないと予約することができないのだ。駅に行ったら、満席だったなんてのは嫌なので、コミッションを取られるが、ここで予約をお願いすることにした。ここで、バンコク行きのダイレクトバスという選択肢もあったのだが、今まで何度も長時間バスに乗ったため、お尻が痛くなってたので遠慮した。自分は尾てい骨が普通の人々に比べて発達しているに違いない。ちょうどそのあたりの皮膚が圧迫された痛いのだ。そんな理由もあるが、一度列車、なかでも寝台列車での旅というものを体験してみたかったというのが一番の理由だ。
しかし、列車は夜行のため、ピックアップが来るまで約4時間の待ち時間が発生した。時間つぶしに、スカンジナビアン・ベーカリーというおいしいカフェがあるというので、そこで昨日買った本を読んで時間つぶしすることにする。ブラウニーとコーヒーを注文。コーヒーおかわり自由で7000Bはお得だ。味もいいし。少し時間が早まって15時ごろピックアップがきて、バスステーションまで連れて行ってもらう。15:30に国境に向けてバスは出発した。タイ・ラオスの友好橋というのを渡った。ここの国境は他の国境にあるようなどことなく恐ろしい感じなどは全くなく、実に機械的に処理されていて、日本の出入国審査を彷彿させるものがある。
タイ側の町、ノンカイに着き、そこからトゥクトゥクで30Bで駅へ。待ち時間は2時間ほど。バスで一緒だったイスラエル人とたわいもない話をしながら待った。途中で駅の近くに屋台がいくつか出ていたので、鳥の串焼き、ソーセージ、チョコレートクレープを食べた。すべておいしいし、全部で27Bだ。

↑屋台のおばさんとお姉さん。写真を撮らせて欲しいと言うと、照れながらも応じてくれた。とても自然な表情が撮れて、今回の旅の写真の中でも満足度の高いものの1つだ。
電車に乗ってしばらくすると、列車の職員の気のよさそうなおじさんがシーツを引いてくれたので早速横になって、読書を続け、読破したところで、21時ごろ寝る。

9月1日 ついに寝台列車でバンコクへ
6時頃起床。寝心地はとても良く9時間たっぷり寝た。バンコク到着までまだ40分ほどあるが、窓から外を眺めていると、ここは既に大都市といった感じだ。東京とさほど変わらない。ようやく25日かけてようやくバンコクに戻ってきたという実感が少しずつわいてきた。
7:40頃ファランポーン駅に到着。節約のため、バスで一緒だったイスラエル人に加えて、ドイツ人とスイス人を加えた4人で一台のトゥクトゥクに乗り込むという荒技を成し遂げる。沢山の荷物と共に。1人あたり25Bでカオサン通りまで行けたのだから悪くないだろう。そこからみんなで宿探しだ。スイス人は行き付けの宿があるらしく、そこに決める。残った3人で2、3件みてまわり、Sawasdee Innというところに決める。3泊すると2.5泊分の料金になるキャンペーンをやっていたので、ダブルベッド、エアコン、TV付きで3泊合計675Bだった。清潔だし、かなりお得な値段だ。なによりカオサン通りから少し離れているから静かだ。何より外国人と一緒だと宿探しが楽しい。タイの宿は料金が明示されているので、便利ではあるが、交渉のスリルがないのは少々物足りない気もする。
部屋を確保したところで早速3人で朝食をとる。食事後、ドイツ人のDirk(27)と一緒に一日観光することに。まずはGolden Moutainというところへ。バンコク全体を見渡すことができた。その後、国立博物館へ行く。ここは広いし、内容もしっかりしているが、2人とも退屈してしまったため、最後の方は流しながら回った。博物館へでると、昼過ぎだったので、カフェでランチ。スパイシーポークのパスタとコーヒーシェイク。
で、バンコク観光の目玉の王宮へ。ここはとても立派なものだった。プノンペンの王宮に優るとも劣らない。何よりとにかく広い。入場料は200Bと他の場所に比べ、抜群に高いが、それだけの価値があると感じた。一通り見終わり、15:30頃で炎天下の中ずっと歩いて観光していたこともあり、疲れたので宿に戻る。シャワーを浴びて、フライトのリコンファームを済ませて、たまってた洗濯物をランドリーサービスに出す。Dirkとビールを飲みながら、宿の食堂で上映されている映画を見つつ、ドイツと日本の教育システムの違いについてや飲酒運転に対する対応の違いについてまじめに話した。こうゆう瞬間が、バックパッカーの醍醐味に違いないと思う。パックツアーじゃ外国人とはまず知り合えない。しばらくして、単独行動していたイスラエル人のIgol(22)が帰ってくる。バーにでも行こうということになり、カオサンロードへ。屋台でバナナシェイクと焼きそばもどきを食べ、腹を膨らませたうえで、クラブ風のバーへ。大音量で音楽が流れていて、話は聞き取りづらかったが、ハッピーアワーなるものが実施されていたため、酒は安い。ラムコークとジンバック合わせて98B。2杯で300円を切っちゃうのがスゴイ!しばらくたち、店を変えようということになり、オープンカフェ風のところへ。そこで、大の女好きのIgolが隣の席のタイ人に声をかけたことがきっかけで、一緒に飲もうという話になった。タイのウイスキー(700mlくらいで300円ちょっとという格安)をコーラで割ったものやビールを飲みながら話をはずませる。そこで、またさっきのクラブにみんなで乗り込む。そこではシンガポールスリングを一杯だけ。しかし、それほど食べていないこともあり、よくまわった。タイの人たちと合計7人で楽しい一時を過ごした。1時過ぎに閉店となり、外へ出ると、大雨だった。仕方なく、屋台でぶっかけご飯のようなものを食べながら待つことに。これがうまいが、めちゃめちゃ辛い!あまりスパイシーじゃないようにお願いしたはずだったんだけど。。。タイの子達は自分のよりさらに辛いやつを平気で食べてました。おそるべし。
雨はいっこうにやむ気配がないので、トゥクトゥクで宿へ戻り、寝た。長い夜だった。これが欧米人の楽しみ方かぁ。。ある程度酒が強くなきゃついていけない感じです!

9月2日 バンコクを歩く
9時ごろ起床。ダラダラしたり、ネットしたりで結局宿を出発したのは12時頃。
今日も歩きで周ることにしよう。小雨の降る中約7キロ先にあるショッピングセンターへ向けて散歩を始める。方向が合っているのか不安になったり、雨が強くなったりで、想像以上につらかったが、何とか到着。まぁ、ほとんど期待はしてなかったが、ショッピングセンターはどこの国に行っても同じようなものだ。普通の旅行でくれば、楽しいかもしれないが、バックパッカー旅行だと、全てのものの値段が高く見えてしまう。遅めのランチをラーメン屋でとる。味噌ラーメンと揚げ餃子だ。海外に行って、一番恋しくなる食べ物はラーメンな気がしてならない。日本の味には程遠かったが、気休めにはなった。
その後、伊勢丹へ向かうが、歩く方向を完全に間違ってしまう。初めての土地を歩くときはちゃんと地図を見なきゃいけません。。。伊勢丹内にあった紀伊国屋書店には日本の書籍がたくさんあったが、2倍以上するものがほとんどだった。いくらなんでも高すぎる。次にサーティーワンを見つけたので、抹茶とチョコミントのアイスとバナナベリースムージーを食べる。ひさしぶりにまともなクオリティーのアイスを食べた気がする。
次にサイアムセンターというおそらくバンコク最大のショッピングモール内のASIA BOOKSという本屋に行く。ここには日本の書籍はなかったが、帰りの飛行機内や空港での待ち時間に退屈すると思い、大好きな映画、「ショーシャンクの空に」のペーパーバックを購入する。何ヶ月かかかけて読破しよう。
その後、夜は昨日知り合ったタイ人と夕食を食べに行く。まずはバーでビールをいっぱい飲んで、タイ料理店へ。トムヤムクンとカキの卵とじのようなものを食べる。が、すぐに満腹になってしまう。トムヤムクンは辛いが、おいしかった!
そして、またカオサン通りに戻ってきて、またバーへ。既に結構酔っていたので、ここでは酒は飲まず。1時ごろ店を出て宿へ帰る。

9月3日 カンチャナブリー1day Trip
8:15起床。宿のレストランで朝食をとる。ソーセージサンドとバナナシェイクで80B。
今日はIgolと一緒にカンチャナブリーというバンコクから100キロあまり離れたところへ。バスで片道わずか80B。10時発のバスに乗る。バスの中は爆睡したので、あっという間に到着した。到着後、小さな食堂でスイカとオレンジとマンゴーのミックスシェイクを飲む。わずか10B。
その後、博物館へ。内容的にはそれほど面白そうではないので、入場はせず。しかし、入り口付近で石鹸の彫刻の実演販売のようなものをしていて、彫っている人の人柄が良かったこともあって、購入した。
次に戦没者の墓へ。欧米風の墓で、1人1人の墓石にそれぞれに対するメッセージが英語で彫られていたのが印象的。とても美しい場所だったが、墓なので写真はひかえた。
次に戦争時に使われた列車の橋へ。ここは何かしらかの映画の舞台としても使われた有名なところらしい。線路の上を歩いたが、柵も何もなく、下手をすれば川にドボンしそうな感じだった。日本だったら、間違いなく苦情がきそうな危険度です。
最後にお土産屋で、Tシャツと壁に掛ける象の彫刻を買って、バスへ。帰りのバスもよく寝た。宿に戻り、シャワーを浴びて、少しネットをした後、またカオサンへ飲みに行く。
こっちだと、ビールがとても安くてカクテルの半額以下なので、必然的にビールを飲むことが多くなって、だいぶ慣れてきた。ただし、ぬるいのはやはり無理なので、大瓶は頼まないようにしている。夕食はチキンのココナツミルク入りのスープを食べた。辛さと酸っぱさが入り混じった複雑な味だったが、かなり気に入った。個人的にはトムヤムクンより、こっちだ。
今日も2件ほどバーをはしごした。一緒に飲んだドイツ人のDirkはとても勉強熱心で、外国の言葉を知るたびにノートにメモしている。見習わなければ。2時ごろ宿に戻り、寝た。

9月4日 ついに最終日
9時起床。ほとんど実感はないが、今日は旅行の実質上の最終日だ。
部屋でゆっくりしてから宿のレストランで朝食をとり、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケットへ。またしても歩きまくることに。今日は曇りだったので、あまり暑くなかったからだ。途中で疲れてスカイトレインに乗ったが、結局1日で10キロ以上は歩いただろう。マーケットは今まで行った中で間違いなく最大のもので、2時間くらいいたにも関わらず全て周りきれていない気がする。週末のみの開催ということもあり、地元民を含め、すさまじい数の人がいて、かなり混み合っていた。犬(食用ではなく、ペット用。念のため。。。)まで売っているからビックリだ。値切りはいちおうできたが、最初の言い値が他の国の市場に比べて高くないので、簡単だ。1つの商品を50円とか100円分値切るのに5分とか10分かけてたベトナムとは比べ物にならないくらいスムーズだ。それだけバンコクは都会だということだろう。でも、市場では交渉があるからこそ、楽しい気もする。最初から値段をはっきり提示することで、スピーディーな購買が可能だけど、それだけ店の人との交流は短くなる。コンビニのようなところではスピードが命だけど、市場では交渉の余地を残しておいて欲しいものだ。それだけボラれるリスクが増えても。。。

15時過ぎにバンコクを後にする。バイタクでカオサンに戻ってきて、タイ式マッサージを受ける。相変わらず気持ちいい。「世界一のマッサージはタイにあり」マッサージ師が男性だったため、時々力が強すぎることはあったが、全体的に満足!
その後、屋台で焼きそばを食べていると、偶然Dirkに遭遇したので、一緒に宿に戻ることに。彼は今日の夜行でタイ南部のサムイ島へ向けて出発するとのことだ。最後に写真を撮った後、別れの挨拶をした。実にいい出会いだった。
宿のレストランで19時頃、一人でビールを一本飲んだ後、雨が降っていたがCDを買いたくなって、散歩を始める。バンコクではもちろん違法コピーのものだが、一枚300円程度でCDが買える。ベトナムはもっと安かったけど。。ここの方が最新のものが揃っている気がする。今回の旅行で合計8枚くらい買ってしまった。
20時にタイの子2人と会い、夕食を食べに行く。今日はシーフードだ。なんかしらの貝2種類と大きな魚だ。ドリンクはもちろんビール。実にうまい。2人が気を遣ってくれたのか、あまりスパイシーじゃなかったし。本当にいい子たちだ。。。なーんて言いつつ、相手は年上だが。食後は、カオサンにあるアイリッシュパブへ行った。ここではタイのバンドが生演奏をしていた。オアシスからエミネム、テクノまで幅広いレパートリーを持っていたし、なかなか上手かった。ここは欧米人のたまり場といった感じだった。最後の酒盛りを楽しんだ。
宿に戻り、今日体調を崩して寝ていたIgolに別れの挨拶をしにいく。彼はとても喜んでくれた。自分より一つだけ年上だとは思えないほど、立派でたくましい人だ。彼とはメールアドレスを交換した。タイの子達も別れを惜しんでくれるなか、12時過ぎにバスは宿を出発した。バスといっても、たまたま今日は自分しか12時発のバスを予約していなかったらしく、12人乗りくらいのバスに自分と運転手だけだったが。。。
ほどなくして、タイの空港に到着する。で、チェックインまでまだ3時間以上あるので、空港のインターネットカウンターで今これを打っているわけです。

9月5日 台北経由東京行
フライト予定時刻は6:30だったが、結局5時頃、6:50に変更になった。これならホテルで朝まで寝てからでも間に合ったなぁ。。。残念。空港内のバーガーキングで軽い朝食を済ませた後、チェックイン。迷いなく、通路側の席を希望する。これは気兼ねなくトイレに行けるということと、食事の時にフライトアテンダントの人の声が聞き取りやすいという大きな2つのメリットがあるからだ。
早速出国審査・セキュリティチェックを済ませ、搭乗口近くで待機。暇なので、ショーシャンクの空にのペーパーバックを読む。しかし、法律用語がガンガン出てくるので、辞書片手に読む感じだ。
さて、搭乗だ。隣は結構綺麗な金髪の欧米人。そんなのはお構いなしに、機内食も断って、台北まで爆睡した。あっという間に台北に到着し、ここで乗り換え。トランジットの窓口に行くと、既に自分の東京行の航空券が用意されていた。残念ながら、窓側なり。
台北の空港では以前台湾旅行したときにおみやげとして買って、おいしかったパイナップルケーキを購入する。その後、まだ3時間ほどあるので、ネットでもしようと思い、ビジネスセンターへ行くが、ここはなんとEntrance Feeだけで1200台湾ドル、約3600円すると言われ、断念。またしても、本を読みながら時間をつぶした。
東京行の機内では、映画「クイール」を観た。愛らしい犬の表情に癒される。映画鑑賞後は旅の思い出にふけることに。窓の外を眺めていると、自分が日本に帰ってしまうんだという実感がいやがうえでもわいてくる。色んな街、そして人々との出会い・別れを思い出し、ついつい寂しくなったりした。そして、また東南アジアに来ると心に誓った。
成田空港には19時ごろ到着。海外旅行の時はたいてい帰国時に成田エクスプレスを利用していたんだけど、4500円くらいするチケットを買うのがバカらしくなって、普通電車で帰った。

この旅は、今までのどの旅よりも楽しむことができた。また、どの旅よりも過酷な経験もした。終わってみて、思うのは学生最後の夏にこのような旅をしてよかったということ。もし、これを見てる人の中でまだ長期の休みがこれからある人(特に男性)は、是非バックパッカー旅行をしてみてほしいと思う。得られるものは計り知れないはず。
社会人になっても、今回の旅行での感動や興奮は忘れずに、いつまでも冒険心を持ち続けていたい。自分がカンボジアで感じたNPOの人たちへの尊敬や憧れをいつかは自分が受けられるようになりたい。ボランティアや非営利組織などには、今まであまり関心を持たなかったけれども、ゆくゆくは関わっていきたいと思う。
今回の旅を終えて、訪れた国が合計ちょうど10カ国になった。死ぬまでにいくつの国を訪れることができるのでしょうか。
とりあえず、今行きたいと思っている国は、トルコ、ギリシャ、ポルトガル、ドイツあたり。今回はアジア的な芸術をたくさん見たので、ヨーロッパの芸術に触れたいです。
三田祭期間あたりに家族旅行でポルトガルあたりに行くかも。。。


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